デミさんの絵本はとても学ぶことが多いです。
これは算数の昔話。「1つぶのおこめ」、ひとつぶではなく「1」となっているのが算数って感じですね。
強欲な王様は不作で人々が飢えても決してお米を分け与えてくれません。それどころか宴会を催すのが王なる正しい行いだと思っています。そんな王に誰が何を意見しても分からないでしょうね。でも諦めてはいけません。
ラーニという少女は宴会に使われる王のお米がこぼれ落ちていても盗んだりせず、拾い届けたため、王より褒美をもらうことになります。そこで賢いラーニは、1つぶ、2つぶ、4つぶと前日の倍のお米を1か月間もらうことにします。しばらくは大したことはないと思っていた王もそのうちにびっくりするほど多くなり・・・。ついにその合計は〜
してやったりです!! 蔵が空っぽになって王は改心したでしょう。そんなに悪い王ではないですもの。褒美を与えたり、褒美を最後まで与える約束は守ったのですから。
それにしても1つぶがここまでたくさんになるとは・・・「倍」ってすごいですね。