このシリーズって、富安さんファンのお母さんから聞いたんですが、富安さんの代表作の一つだと思うんですよ〜。
(もちろん、教えてくれた彼女も言ってましたが、読み終えて私もそう思いました)
子ども達に薦めたい作品です。
このお話は作者が思いついた時からシリーズ化を考えていたようです。
主人公は小学5年生のユイ。信田家の長女です。
彼女のパパは人間ですが、ママは妖力を持ったキツネで、どうやら人間の姿をして暮らしているとき、若き日のパパと出会って、結婚したそうです。
ユイのほかに信田家には弟のタクミ(小3)と妹のモエ(3歳)がいます。この兄弟にはキツネ一族から受け継いだ不思議な力があり、ママ方の親戚たちは、信田一家をとんでもない事件にまきこんでいきます。
大庭賢哉さんのイラストがすごくイメージにあっていて、素敵でした。
キャラクターも1人1人しっかりできていて、ストーリーテンポも大変読みやすかったです。
文章は比較的行間が広くとってあり、振り仮名も振ってあるので、1人読みなら中学年くらいからお薦めできそうです。
うちは不思議ものが好きな中学生が、真っ先に読みましたが、「面白い、面白い」と、1日で読んでしまいました。
早く次が読みたいと、私が1巻目を読んでいる間に2巻目に突入しています。
一度読みだしたら止まらない、とってもおもしろいシリーズです。
頼りになるしっかり者のママも素敵ですが、
私はダメダメの夜叉丸おじさんやママの妹のスーちゃんが気に入りました。次回はどんなお話になるか、今から楽しみです。