宮西さんらしいイラストにまず笑みがこぼれてしまいます!手足が細長くてスリムな姿、なにかひょんなことを言い出しそうな目もと!こんなオオカミが多数現れれば、事件が起きないわけがない!!!
ストーリーはゆっくり進むし、文字数も少ない。でもセリフの中に、それまでのふりかえりを促すような場面が出てくるので、ページを戻して「えっと、そうだったけ」と確認しながら読んでいくことになるんです。これは作者宮西さんの作戦なのか、はたまた私の読解力の無さなのか?オオカミの数と名前が、私にはややこしい原因でしたが、子どもも結構はまっていましたよ。