原題は、Angus and the Ducks
何と1930年の作品ですが、全く古さは感じません。
マージョリー・フラックは、アメリカの絵本の基礎を築いたと言われており、1930から絵本を作り始めたとありますので、ごく初期の作品なのでしょう。
訳は、瀬田 貞二さんなのですが、とても奇麗な文章に訳されていると思います。
お話は、何でも知りたがりやの子犬のアンガスが、生垣の向こうから聞こえてくる音の正体を確かめるという冒険を描いたもの。
その正体はアヒルなのですが、仲良くなるどころか追いかけられてしまいます。
これって、かなり怖いですよね。
お話は、とても単純なもので、あっさりと読めてしまいます。
とても爽やかな読後感を味わえるでしょう。
アンガスの動きが、とても生き生きとしていて、アヒルとのやり取りも、楽しめると思います。