かさぶたを取りたい気持ち、大人でもよくわかります。
かさぶたはとってはダメ、とよく言われますが、
どうしてかちゃんと理解していると、子どもたちも納得だと思います。
注目なのは、登場人物の子どもたちが、「どうしてだろう?」「何だろう?」などと
考えるシーンがたくさんあること。
これは大事ですよね。
血小板やフィブリンが集まり、血を固めてかさぶたを作るって、
大人もやはり知っておきたい知識です。
「かさぶたくん」ととらえることで、ほら、かさぶたの事を大事に思えますしね。
自分の体を修復する力、やはり不思議で偉大で、感動です。
『ちのはなし』とセットで小学校で読みます。