ページを開いてまず目に飛び込んでくるのは、
鮮やかできりっとした絵。
独特の画風に吸い寄せられるように購入しました。
「すてられねこ」が「あい」を探しに
出かけていく、というお話。
そしてそのねこが、やっと見つけた「愛」を捨て、
その向こうにある「ほんとうのあい」を
手に入れる、という結末。
息子が2才の時、絵の美しさにひかれて購入しましたが、
その時も、今現在も、同じような真剣なまなざしで
見入っています。
5才のときには「このほん、むずかしいねぇ」と
感慨深げに言った息子。
年代によって、さまざまな角度から楽しめる
奥の深い一冊だと思います。