おうさまときつねの間で繰り広げられる「もっと○○な」大砲合戦。息子が幼稚園でもらってきた本ですが、小学校で読み聞かせても、大受けでした。
ページがめくられる時に子ども達は「次はああなるんじゃないかな」とある種の予感を持ち、ページが変わると「やっぱりね!」という予感的中の楽しさと、純粋にその結果の面白さに大爆笑でした。あまりに受けるので、ページをめくってしばらくは、読み手の声が聞こえなくなるほどでした。
おうさまの表情やきつねのしぐさなど、細かい部分も楽しめます。
読み終わったときに「あ〜面白かった」という声をあちこちで耳にし、読み手としても大満足な本です。
戦争・軍拡というテーマを読み取る人もいますが、私としては、そういうことは考えずに単純に「面白かった!」と読んで欲しいかな?
(事務局注:このレビューは、「もっとおおきな たいほうを」こどものとも年中向き 2003年11月号(福音館書店)に寄せられたものです。)