「ひな祭り」の由来となったお話ということで借りて読みました。
「なんで、女の子が生まれたら、おひな様を飾るの?」
こう子どもに聞かれても、さて、そういえば何でだろうね、とわかりませんでした。
男の子は、こいのぼり。女の子は、ひな祭り。ただ、なんとなく、そう思っていたから...
これは、昔話らしいお話です。
でも、昔話を読むときによくある、難しい言葉使いなどは少なく、読みやすく、頭にもはいってきやすいお話だな、というのが第一印象。
女の子が、卵から生まれてくる。しかも、50個の卵から生まれてくるというお話は、かなりインパクトがあります。
50人の女の子は、すくすくと育ち、育ての親と、もともとのの親に孝行をつくします。
50人の女の子、さぞかしにぎやかで、さぞかし育てるのは大変だったろうと思うけど、実によい子に育つ。
しかも、親は一生懸命子を育て、子は親をうやまい、大切にする。
昔話っていうのはいいなぁ、とほっとするお話です。