まず表紙に惹かれました。雪が待っていて、まさに冬!という寒そうな情景の中に、温かそうに温泉につかる日本猿。寒い日こそ、思わず手にとってしまいそうな絵ですね。
内容もタイトルどおりの、冬の情景が満載。一言に『冬』と言っても、いろんな景色、いろんな出来事があるんだなって再認識させられます。
文章は短め、絵で楽しむという感じです。
だけど街の景色はクリスマスムードだし、最後もサンタさんが登場。読んだのは1月の終わりだったので、その点は残念でした。
「ふゆですよ」とは「冬が来ましたよ」の意味合いなんですね。冬真っ只中よりも、晩秋の頃に読むのをおすすめします。