レビュー投稿者がいらっしゃらないのに、ちょっと驚きです。
やはり「世界一ばかなわたしのネコ」をまず読んでいただきたい。
そして、爆笑し絵を堪能し、作者バシュレさんの遊び心も楽しんでください。
このルックスがゾウにしか見えないネコを「ネコ」と言い張る飼い主(家業は画家のようです)のエスプリたっぷりの語りと、思わず笑いがこみ上げてしまう豊かな表情の「ネコ」・「ネコ」・「ネコ」。
この作品の「ネコ」への バシュレさんの愛着ぶりが並々なるぬものだと伝わってきます。
さて、こちらはシリーズ第二弾。
この「ネコ」の出生の秘密が明らかになるかと思いきや、何処までもこの飼い主はゾウとは認めたくないのだと解ってしまう両者の出会いでした。
〈前書き〉のマリー・アンジュ・ギヨームさんの文にもいちいち相槌打ち大笑いしてしまいました。
大人の方の凝った心がほぐれる楽しい作品です。
パタリと本を閉じて表紙後ろの文も読んでください。
いせ先生の本当に素敵な訳です。
そして、第三段もお薦めです。