眠れない夜は お月さまがきみのことを見守ってくれているよ。にいさんも かあさんも とうさんも寝てしまって きみだけが取り残されてもビクビクしなくて大丈夫。お月さまがずっと見ていてくれるよ。
そして朝が来てお月さまが眠ってしまったら 今度はきみがお月さまを見守ってあげる番だよ。
一見恐そうだけど、見れば見るほど味のある お目々パッチリお月さまが印象的です。
1歳9ヶ月の娘が大のお気に入り。年齢的にまだ話の内容は分からないと思いますが、噛み砕いてそれっぽく読むと聞いてくれます。
いつの記憶か、住んでいた家を考えると幼稚園年少さんまでの話なのですが、私も皆が寝静まって 母が隣で寝ているのに恐くって、毎晩(と思っているだけかな) 月明かりでうっすら明るい窓を眺めながら外の物音に耳を澄ませていたのを覚えているのです。だから子供の頃にこれを聞いたなら、主人公の犬と自分が重なったと思います。
疲労感の大きい日、お風呂に入ってリラックスして スタンドの明かりにリラックスして大人が読むのにも良さそう。
もちろん子供とのおやすみ前の楽しいひとときに。