引っ越してきてまだ友だちがいないエリザベスは、自分のことを魔女だという風変わりな女の子ジェニファと知り合いになります。
ジェニファは自分のことを魔女だと言い、エリザベスは独特の雰囲気があるジェニファに惹かれ、見習いの魔女としてジェニファに言われることに従います。
思春期の子どもの心情をうまく描くカニグズバーグの作品。ハロウィーンから始まること、風変わりな魔女の修行など、一度読んだ時からとても記憶に残る作品でした。
息子も先に一人で読んでいたようで、二人で「ジェニファって変った子だよね」と盛り上がりました。
エリザベスは実によく見ている女の子で近所のシンシアの二面性やお泊りに来た大人たちの言動行動の描写にはなるほどと思えるところがあります。
五年生の女の子のお話なのでこの学年周辺の子が読むのにちょうどよさそうな内容の本だと思います。夏休みの読書にもいいですね。