娘が日本の昔話がいくつも入っている分厚い本を持っているので、内容は知っていました。飯野和好さんの描いたのはどうかなと思い、子ども達と読んでみました。
さすが、飯野さん、まったくきれいさのない泥臭い虫たちです。このきたない感じが江戸の庶民風を上手く出していて、いいですねえ。お腹が痛いばったが部屋の中央で布団に寝ているのもどことなくユーモラスです。
末っ子の次男は、「むかではわらじを履くのも大変だけど、脱ぐのも大変だねえ。」とちょっとむかでに同情的でした。「むかでは‘百足’って書くんだよ」と言ったら「ほほう」と感心していました。
百足を見事に笑ったお話です。昔話って面白いですね。