チョウをとるのに夢中になっているブタヤマさんが、とってもかわいくて笑えます。うしろから、変てこなおばけが出たり、巨大なとりが迫っているのに、ぜんぜん気がつきません。
子どもたちは、ブタヤマさんに気付かせようと、「うしろー」「ぶたやまさーん」とワーワー騒ぐのですが、やっと振り向いたときには、何にもいなくて。その振り向いた時の表情が、またとぼけていて、いいんです。
この単純な遊びというか、やりとりが楽しいらしく、子どもたちは何度も繰り返して読んでいます。そのうち、「ブタヤマさんたらブタヤマさん」という言葉も気に入って、一緒に声に出してくれるように。
大勢への読み聞かせなどでも、盛り上がりそうな絵本です。