ナンセンス絵本、私も子どもも大好きです。
ナンセンスって、想像の世界に没頭してないと楽しめないものだと思うんです。
子どもの想像力って、ナンセンス絵本にどっぷりつかることで鍛えられていくような気がします。
(もちろんそのほかのジャンルの絵本も大切だけど)
そういう意味で、長新太さんのナンセンスさはすばらしい!
この絵本はずっと気になっていたのですが、先日我が家に遊びに来てくれた友人(絵本好き)がプレゼントしてくれました。
ナイスチョイス!
息子は早速気に入って、何度も読んでくれとせがみ、私は友人と会話するどころではなくなってしまいましたが(^_^;)
ブタヤマさんは、お腹がすいて倒れそう・・・
そこに出会った友達のキャベツくんを見て「キャベツ、おまえをたべる!」と言い出します。
冷静に考えると、友達を食べるなんてヒドイとかそういうことになりそうですが、
ここはナンセンス絵本なので、流れに身を任せて楽しみましょう♪
キャベツくんは「ぼくをたべるとキャベツになる」と言い、空にキャベツになった動物たちを浮かべます。
「ブキャ」とビックリしながらも、ブタヤマさんは「じゃあへびがきみをたべたら・・・」と次々聞いてきます。
怖いもの見たさ?
息子はこの「ブキャ」がもれなく気に入って、この絵本そのものを「ブキャ」と呼ぶくらいです(笑)
最後にはすっかり意気消沈したブタヤマさん。
キャベツくんはなんだかかわいそうになり
(危うく食べられるところだったのにね〜)
なぜかご飯をおごってあげるのでした。
これはめでたしめでたしなんだろうか・・・?
最後まで不思議な絵本です。