自分の生涯の中で、
この絵本に出会うことが出来て良かった。
これ以外の言葉が見つかりません。
もともと絵本が好きなのですが、
図書館で「キャベツくん」に出会ったその日から、
長新太さんの絵本は 我が家の本棚を占領する事になりました。
どこまでも続く空、向こうに見える山、
自由に伸びる道の途中にいるのは、
オーバーオールを着たキャベツと、ぶた・・・。
空に浮かぶ、
「キャベツくんを食べた生きもの」だって、
大きさも、風貌も、なにもかもが規格外なのです。
その色彩、空気、テンポ。
なんてシュールなのでしょう。
刺激が強すぎて、心がブルブルと震えます。
それでいて、何故だかホッと落ち着くのです。
大好きな絵本。
きっと何十年経っても、変わらず読み続けているんだろうな。