この本はほるぷ出版の世界みんわ絵本の中の一冊だが、単独でも書店で販売されている。金のあしのひよこが、王様に片足をとられた。が、ある日ひよこは取られた片足を取り戻しに一人で旅に出る。そのうちおおかみ、らいおん、川が一緒に行こうとついてくるのだが、みんな途中でへたばってしまう。それをひよこがごっくんとのみこんで連れて行く。そしてみごとに片足を取り戻してくるお話。
はっきりとした色彩と絵のかわいらしさがあり、ちいさな子供ものめりこむ。一貫して、小さいながらも強い意志と物事に動じない落ち着き、そしてやさしさはもも太郎にも似たような感がある。
こどもにこの本を読むと、次はらいおん出して! かわかわ!と一生懸命応援してくれます。