本屋さんで、タイトルの不思議さにつられて手に取ってしまいました。
うさこは目の悪いうさぎ。いつもメガネをかけています。
なっぱを取りに山へいったところ、お弁当を食べているこねこくんに会います。
こねこくんが食べていたのはおかあさんが作ってくれたてんぷら。つまみぐいをさせてもらううさこ。すっかりてんぷらが気に入って「今夜はてんぷらにしよう!」と張り切ります。
材料をそろえて作り始めたところ、あまりにいいにおいがするので近所の山に住むおばけがつられて来てしまいます。。
切り貼り絵があたたかい、せな けいこせんせいの絵本。今回はものすごく緻密なんです。
うさこのお買い物シーンとてんぷらを作る行程は一見の価値あり。
『めがねうさぎ』と併せて読まれると楽しさが増すと思います。
いつもポジティブでマイペースなうさこと、ふりまわされるおっちょこちょいなおばけがコミカルでユーモラス。 まるでコントのようです。
貼り絵でこの表現力!!日本の作家さんってすばらしいですね。
お気に入りはうさこがてんぷらを作る場面です。
お子さんにてんぷらをせがまれること受け合いです。