チムとジンジャーが、浜辺で倒れていた女の子を見つけました。記憶喪失で名前も覚えていない彼女に、シャーロットと名付けて家族と暮らすことに、しかし、お金持ちのお嬢様とわかり、連れ戻されてしまいます。
記憶喪失だなんて、子供の絵本にしては、随分穏やかじゃなく、えらくドラマチックな展開です。しかも、実際の名前もシャーロットということが分かり、びっくりです。
この時代、身分の違いから、子供同士が絶対にあってはいけないと言われてしまうのが、とても理不尽でかわいそうでした。
そして、なぜか、このシリーズには、両親を亡くした子供がたくさん登場します。ジンジャーもその1人ですが、この時代は、そんなに親は寿命が短かったのでしょうか。読んでいて子供が不安にならないか、ちょっとドキドキします。
三人の子供達の友情が、なんだかとってもうらやましいような気持ちになりました。