スーザン・バーレイが絵を描いていたので、図書館で選んできたのですが、この絵本はフランスの「幼年期と染色体異常を考える21世紀の会」というところの提唱で作られたもので、子どもたちが体の障害について考えるための作品のようでした。
私が読んでいると、うちの下の子が「これ、知ってる学校にあるんだよ」といって、私から取り上げて読み始めました。
スーザン・バーレイの描く擬人化された可愛い動物たちが登場するので、わりと小さな子でもスーッと物語の中に入り込んでいけるようでした。
主人公のリリは人間の年で言ったら、小学校の低学年くらいでしょうか?
この物語ハリリの目線で描かれていますので、言葉の使い方やものの考え方はあえてリリくらいの年頃の子をイメージして書かれている気がします。
漢字にもルビがふってあり、行と行のスペースもちょうどいい感じに開いていて、小学校の低学年くらいのお子さんにも読みやすいく作られています。
こういう作品に触れることで、子どもたちの視野が広がってくれるといいな〜と、思います。