私は沖縄が大好きです。
沖縄に流れる、空気がとても好き。
うちなーぐちや、人々の気質、独特の行事事、数々の物の怪の話。
私は一気に一目ぼれしてしまいました。
(生でアンガマを見れなかったことが、一生の不覚!)
結局夫の転勤で、沖縄を離れることになってしまいましたが、
うちの主人は、会社の人に「嫁に空港で逃げられるかもしれない」と話していたそうです。
でも、どんなに憧れても憧れても、この土地は、この土地の人のもの、という感じがしたのも沖縄。
排他的、というわけではありません。
沖縄でたくさんの友達が出来ましたが、みんな気さくで、沖縄の事を一つ一つ、丁寧に教えてくれ、
「内地に行かないで、定住したら?」と口々に薦めてくれました。
でも、かずかずの伝説が残るこの島は、人ではない何者かの力によって、固く守られている気がしたのです。
(あくまで個人的な意見です)
沖縄を離れて何年かになりました。
それでも、恋しくてたまらない。
これは、すでに恋ですね。
(今まで住んだ土地ももちろん大好きですけど、沖縄は本当に憧れ、というかんじです)
この絵本は、いわずとしれた、NHKのドラマ「ちゅらさん」に出てきたマスコット、ゴーヤーマンが繰り広げる冒険のお話です。
マジムンと呼ばれる沖縄の妖怪が出てくるので、つい買ってしまいました。
キジムナーと対決したり、火山による地震で津波がおこり、四苦八苦する島の人々を助けたり。
なかなか面白い話なのです。が。
陽気に騒ぐマジムンが飲んでいるのが、パイナップルジュース。
ええと、やっぱりここは、「泡盛の古酒」にしてほしかったかな?
(私はシークァーサー(ヒラミレモン)が好きなのでそのジュースでもいいんだけど)
なんとなく、全編に流れる雰囲気が、
うちなんちゅ(沖縄の人)ではなく私のような、「沖縄が好き!」というやまとんちゅが書いたお話だというのがただよってくるようなかんじが否めません。
沖縄っぽいんだけど、沖縄の本質と、少し違うような…
(私自身が、まさに「沖縄が好き」という、やまとんちゅなので、ただの勘違いかもしれません)
そこが少し残念…かな?
沖縄の方、「え、これはまさしく沖縄ってかんじよ」だったらごめんなさい!!