この作家の絵本は初めて読みました。この絵本がデビュー作との事ですが、まだ他にも邦訳されているものがあるのかな?(知っている人がいたら教えて欲しいなぁ)
良かったです。心がジーンとなるお話でした。イラストのエッリク・バトゥーさんの絵もお話にあっていて、いいですね。
このお話のなかで、最も心に残ったのは、物知りふくろうの「ホレイカ」の話。
悲しい事が起きたとき、する事は3つある。
まずは我慢せずに泣く事。このときの例えがいい!
どんな ぶあつい あまぐもだって、 あめを ぜんぶ ふらせてしまば きえて しまう。
2つ目。悲しい気持ちを誰かに話す。
3つ目。心のなかに友達の部屋を作る。
3番目は別として、1、2は悲しい事があったとき、誰にでもあてはまる。きっとこうすれば少しはスッキリして、少しは新しい事に目を向ける力が出てくるかもしれない。
そんな気持ちになれる力強い言葉でした。