購入したのが、たまたま冬で、春になるのを待ちわびながら、娘に読み聞かせをしていました。
登場する花は、たんぽぽや椿、桜など、春に花を咲かせる植物。「つぼみがぷっくりふくらみました」「おはながさいた、ぽん」の繰り返しで、0歳代でも楽しめる絵本だと思います。
花は、1から4まで、だんだんと多くなっていくので、数字を覚えるのにも役立ったと思います。
よく行く公園に、桜の木があったので、毎日様子を観察して、「ほら、《つぼみがぷっくり、ふくらみました》になったね」とか、「こっちは、お花が咲いているね、《おはながさいた、ぽん》だね」とか、娘を抱っこして、桜を見せながら語りかけていました。
お陰で、春の散歩は、おおいに楽しいものになりました。
散歩の途中、花を見つける度に、小さなお手々を花にかざして、「なな、いた、ポン!(おはながさいた、ぽん)」と、歌うように口ずさんでいたのです。
娘にとっては、お気に入りというほどの絵本ではなく、たまに持ってくるという絵本だったのですが、その絵本を、現実に見た花と重ねて、絵本のフレーズを口ずさんでいる姿に、子供というものは、たた絵本を眺めているのではなくて、そこから、いろいろなものを吸収しているんだな・・・と感心させられました。