チョコレートを食べたとたん、さかなはチョコレートのおいしさのとりこになってしまいました。
寝ても覚めても思い出すのはチョコレートの味。
しかし、どんなに願っても二度とチョコレートを口にできることはありませんでした…。
やがてさかなは死んで、そして生まれ変わります。
チョコレートが大好きな少年。
今度は少年が落としたチョコレートをさかなが食べます。
それが自分だったのでしょうか。
生まれ変った先が、未来ではなくて過去。
チョコレート色のモノトーンのほんわりした絵。
メビウスの輪のような不思議で甘いお話。
チョコレートが食べたくなるようなお話で、チョコレートが恋心にも通じるような切なさも感じられて、チョコレートを落としたのが誰だったのか知りたい願望もあって、たまらないお話です。
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