イソップ物語を、岩崎書店が新シリーズとして発刊したものの第ニ巻。
みんなお馴染みの「おおかみがきた」「うさぎとカメ」「ライオンとネズミ」が既刊になっています。
お話自体はご存知のとおりなのですが、絵がやはり良いです。
キャンバス地に描かれた絵は、構図が抜群に素晴らしいもの。
最初みると、一寸地味な色調ではあるのですが、何回か見るうちに味わい深さが感じられてくるから不思議です。
描いた今井綾乃さんは、ボローニャ国際絵本原画展にて何度も入選しているというのも頷けます。
都会と田舎という普遍的な題材は、いつの世でも通用するもの。
話自体はもちろん、それに相応しい絵なので、是非ともオススメしたい絵本です。
こうした絵本が新シリーズとして発刊されることは、とても好ましいことだと思います。