乱暴モノのかまきりが
胡蝶蘭の美しさに心を奪われてしまうお話です。
お花の美しさに比べ、自分の醜さがいやになり
神様に祈ります。
もうこのかまを使うことはやめますから
どうかあの花に似合うような自分にしてください、と。
食べることもやめ、ただ花を見つめ祈り続けるかまきり。
やせっぽちになって死んでしまって、
1億年のときをこえて、
意識が戻る。
そしてはなかまきりになっていた。
全体的に寂しさや切なさが漂うお話です。
願い続けることの大切さを描いているのでしょうが
真摯なその姿勢がとてもとても切なく哀しいです。
三歳の娘には少し早すぎでした。
もう少し大きくなって、人を好きになったり
いろんな願いを持つようになったら
また読んであげようと思います。