読み始めてしばらくすると、子どもたちは、「これ、『ヨセフのだいじなコート』に似てるね!」と言い出しました。
そうです。大事な何かがどんどん別のものに変身していくのは同じです。
それだけでももちろん面白いのですが、この本では、作り直してくれるのがおじいさんであるところがミソ。
長い人生を送ってきた人の知恵に対する尊敬の念も窺えます。
おじいさんに対する絶対的な信頼もあり、家族愛なども感じることが出来ます。
さらに、お話の内容以外に、絵本ならではの遊びがいっぱい。
地下に住むねずみ、主人公の妹の変化など、ページをめくりながら楽しめる箇所がいろいろあります。
ぜひ探してみてください。