コールデコット賞受賞作品ということで読んでみました。
暴動事件をモデルに描かれたお話なんですが、
物騒な世の中、日本だけは大丈夫とは言えないし、
ブラジルだからと他人事として感じたくないと思いました。
転勤族だから感じるのですが、
最初はとっつきにくいと感じた近所の方も
話していくと、野菜をくれたり親切に教えてくれたりします。
「たぶん、おたがいのこと よく しらなかったんだよ。」
本当にそうですね。
世界で起こっている紛争やいざこざも対話していくことが
大切なんでしょうけれど、それが一番難しいのかもしれませんね。
内容も絵も雰囲気があり怖いのですが、
その中で猫が子どもたちの慰めとなり、
「こわい」と言っていた子どもたちも
「ねこちゃん」と喜んでいました。