抱っこさえあれば言葉はいらない。
まねっこでも、抱っこすれば、すべて解決できる。
そんな、抱っこの凄さ、素晴らしさ、魅力が伝わります。
ですがそれと同時に、自分の子を抱っこできない母親はきっと
世の中にもたくさんいるのだろうと、
その母親と、その子供が、どれだけ冷たい暗闇の中で生きているのだろうと考えると
涙が出そうになります。
作者の内田麟太郎さんへ放たれた
「子供を抱くことができない」という一人の女性のメッセージ。
そこから生まれたこの絵本。
きっと彼女は救われたことでしょう。
もし同じような状況の母子(もちろん父子も)がいるのであれば
ぜひとも読んでほしい。
自分自身はさておき、たてまえで、まねっこでいいから
抱っこしてみたら、きっと世界は変わると思う。
そしてもちろん、世界中の『親』である皆さんに、読んでほしいと思います。
きっと得るものがあります。