最初体言止めを多用したラノベ調なのが鼻についたが、リズムがいいので慣れてしまった。そしてお話に惹きこまれて気にならなくなった。
学級崩壊がテーマで、大人からすると総体的に学級崩壊というだけが、子供たちそれぞれの思いがあっての崩壊だというのがよくわかった。
実際同い年の子を持つ親として、だからってそういう表し方はどうかなと思うが、現代っ子にはこうでもしないと身体的にも精神的にも自由を得られないのだろうとも思う。
大人って型にはめがち。それが家でも学校でも社会でも、となると、子供でいられる場所を失うよねぇ。
そういう子供たちを下から押し上げながら包み込むゴリ先生。すごいなぁ。
ちょーっとイジメの結末があれはどうかなと思うが、いじめられている子があんな風に思っているのだと新鮮に思う部分もあった。
子供たちそれぞれの思い、大人に言ったってどうせと諦める寂しさ。これがリアルなものなのか、うちの12歳に判断してもらいたいけど読んでくれない(^^;)
でも学級崩壊というテーマには興味があるようでした。