図書館から借りてきて、9歳と4歳の娘たちと読みました。
青い海の水を手ですくってみても、どうしてその水は青くないのか不思議で仕方ないムーミン。
ミイには笑われてしまいますが、ムーミンはいつか海の色を捕まえて、『海の色の標本』を作りたいと思いました。
そしてある日、スナフキンと話をしたムーミンは・・・。
娘たちにとって、初ムーミン本でしたが、
子供たちより、大人の私が魅了されてしまいました。
ムーミンの感性だとか、スナフキンの哲学的な言葉。
娘たちも楽しんでいましたが、この奥深さは
ある程度経験を積んでないと、多分わからないと思います。
そういう意味で、これは大人のための本かなと思いました。
4歳の次女は「いろんな綺麗な色」ってことで好きみたいです。
9歳の長女は、ムーミンの色の不思議に共感したようです。
私は最後にムーミンが夕焼けを眺めているシーンを見て、
学生時代に見た、夏の夕焼け空を思い出しました。
私にとっての「こころのなかの、決して消えない色」です。
なんともいえない、心地よい余韻を与えてもらいました。
文章も割と長めですし、やはり内容が少し哲学的です。
やはりこれは大人のための絵本だと思います。
私がとっても欲しくなりました。
キャラクターたちが個性的でかわいいので、娘たちもムーミンの世界に興味を持ったようです。
他のシリーズ作品も、是非是非読みたいと思いました。