男の子の6歳の誕生日。
パーティの準備をしながら、お父さんは、ぼくをひざにのせて、ぼくが赤ちゃんだったときの話を始めました。
誕生の瞬間のこと、はじめて笑ったときのこと、はじめて病気になったときのこと、動き始めたときのこと、はじめて立った日のこと、はじめて一歩を踏み出したときのこと…。
細かいところまでしっかり覚えているお父さん。父親の息子への愛情はこれほど大きいんだって知らされます。
息子たちは、赤ちゃんのおしっこ噴水に大ウケしてました(笑)「あんたたちもしてたのよー!」って教えてあげました。
赤ちゃんは誰しもが通る、成長の道筋が一つ一つ丁寧に語られていて、読み進めるにつれて、私は、我が子の成長を思い出し、声が震え、涙をこらえるのがやっとでした。
我が家も男の子なので特に…なのかな。
息子に、「おかあさん、なんで泣いてるの?」って言われてしまいました(ノ_T*)
表紙は1歳の誕生日の写真、そして裏表紙は今回の6歳の誕生日の写真。写真一枚でも成長が伺えて、最後の最後まで楽しめました。
すべての“お父さん・お母さん”に贈りたい絵本です。