おつきさまってほんと不思議ですよね。
どこまでもどこまでもついてくる。
見るたびに形が違う。
その理屈は学校で習って理解するけれど、
本当におつきさまを知るには、やっぱり毎晩お月様をみること。
そして、ありのまま感じること。
子供ってへたな理屈を知らない代わりに、ありのままを感じる心をもっていますよね。
アイスクリームにみえたり、おっかけっこしてるみたいに思ったり。
横向きのおつきさま、こっちをむいてくれたお月様。
私は満月を見るたびに、お月様が笑ってる!って思ってました。
でも、自分が悲しいときにみると、お月様もなんだか悲しそう。
そんな子供の頃を思い出しながら、夜道を息子と一緒にお月様をみながら歩いてみたくなりました。
【事務局注:このレビューは、「おつきさま こっちむいて」 ちいさなかがくのとも年中向き 2006年3月号
に寄せられたものです。】