偶然手に入れた一冊でしたが、「とり」というものがわかりはじめたうちの子にとってはとてもいいタイミングで出会った一冊です。
農園の夜明けから始まり、ひよこたちが農園の動物たちに次々と挨拶して回ります。言葉はそれぞれ動物たちの鳴き声のみ。見開き一ページにわたって大きく描かれているので迫力満点。ページごとがパノラマのようにつながっているので、ひよこたちが走っていく様子も分かります。後ろの方で猫やねずみがちょこちょこ顔を出したりする様子も楽しい。最後はおかあさんにわとりの所へかえってご飯です。
たったこれだけのことですが、絵がきれいで分かりやすいので子どもにはちょうどいいようです。お話がない分、読みながらお話を作ったり、小さく描かれている動物を見つけたり・・なんて楽しみ方もできます。ただ、寝る前に読むときに持ってこられると、しんみりいかずに元気になってしまったりはしますが・・
子どもと一緒に楽しむのにお勧めです。