小さなお子さん向けのお話会と、高齢者サロンでのお話会で使ってみました。
今年は「春」が遅かったので、せっかくですから春の季節を感じられる絵本を読もうと思って、ボランティアの中までいろいろ意見を出し、選本してこの「さくら」を選びました。
この作品は花の咲く「春」だけを取り上げているわけではありませんが、一年の移り変わりを“ソメイヨシノ”自身を案内役に季節が廻ります。
矢間芳子さんの描くそれぞれの季節の桜が本当に生き生きとしていて美しく、見ているものを楽しませてくれるとても素敵な絵なので、
その絵や、長谷川さんの心に染み入るような優しい言葉をしっかり伝えたいと思って、できるだけはっきりと発音を心掛け、気持ちゆっくり目に読みました。
読み手としては、すごく聞いてくれていた感を実感しました。
絵も文も素敵なこういう季節感のある作品は、小さなお子さんからご高齢の方々まで十分に楽しめる作品だと、改めて思いました。