待ってました! わにわにのシリーズ最新作です。
皆さんは、わにわにって、何歳ぐらいだと思っておられるのでしょうね?
ワニなんだから年なんて…と言われそうですが、
なんとなく、私はわにわにが、いい年の紳士のように思えてならないのです。
少し怖くて近寄りがたくて、でも性格があんがい気弱で…などと、
なぜかいつも頭の中で置き換えながら読んでしまうのです。
他の絵本にはないことなので、なんでだろうなあ…と我ながら不思議なのですが。
でも、この絵本には、わにわにが工作をしているシーンが出てくるので、
やっぱりわにわには子供なのかな?
しかしながら、読むにつれ、やっぱりわにわには、いい年のおじさんのような気がするのです。
いい年なのに、紳士なのに、子供っぽい。
そんな気がしてなりません。
結構、いい大人の方が、怪我や血に弱くて、大騒ぎをしますよね?
始終転んでいる子供と違い、転ぶのなんて、めったにない大人だからかもしれませんが。
この絵本の魅力は、やっぱり、わにわにの性格設定ですね。
今回も、読みながらにやにやしてしまいました。
妄想が入りまくりの感想なのですが、最後に極めつけの妄想。
この絵本についている小冊子には、作者の山口マオさんのお怪我のお話がありました。
ということは、わにわにのモデルは、山口マオさんだってこと!?
妙に納得してしまう自分がいるんですが…。
【事務局注:このレビューは、「わにわにのおおけが」こどものとも年少版 2006年7月号に寄せられたものです。】