落語好きの息子が見逃すはずがありません。
噺の内容は百も承知ですが、新刊と言うことで手に取っていました。
上方落語の言い回しも魅力的ですが、江戸弁も勢いがありテンポが良い。
道具屋主人の甚兵衛さんとおかみさんの掛けあいがいい。
商売上手とはあまり言えない甚兵衛さんを、おかみさんが徹底的にやり込める前半と、三百両を目の前に狼狽えるおかみさんの様子が絵的に見ても面白い。
「この人の絵、好きだな〜」と息子。
店に並べられた古道具の中に、ロボットやらウルトラマンも並べられていて、「なんで〜」ってうけてました。
おジャンになる(終わってしまう・全てダメになってしまう)の語源が半鐘の音だそうで、ダジャレならずとも笑えるお話しです。
これは、一度お話し会で読んで見たい。