のりものおはなし絵本で、数多くの作品を世に送り出している竹下文子・作、鈴木まもる・絵の作品です。
内容は、道路の補修工事の始まりから終わりまでを忠実に再現したもの。
確かに、その時々は、こうだなと思い起こせる場面ばかりです。
その工事周りの風景がなんとも言えず、ほのぼのと描かれているので、魅了させられました。
私が子供のころは、道路舗装が始まった時代だったため、あちらこちらでこうした道路工事の車達をたくさん見かけたのですが、今は、たまに見かける程度。
実物を見る機会が少なくなった子供達に、どの程度受け容れられるか、ちょっと疑問があるところです。
でも、車好きな子供は多いし、道路工事の仕組みが良くわかるので、一度は読んであげて欲しい一冊です。