道をならしながらゆっくり進むローラー車を、他の車が馬鹿にしながら追い越していきますが…。
ちょっとレトロだけどとても洗練されている挿絵が素敵な絵本です。。
くすんだピンクとオレンジの中間のような色で描かれた背景に鮮やかな山吹色のローラー。
ローラーがならした道が主に青色で力強く描かれています。
文章は七五調になっている部分が多く、気持ちよく声に出して読むことができます。
とくに車が好きというわけでもない娘にとっても、この絵本はかなりのお気に入り。
他の車たちが、のろまなローラーを馬鹿にしながら追い越していくところでは、「こんなふうに言ったらいけないんだよねえ」などと言いながら読むのを聞いています。
女の子でもじゅうぶん楽しめる絵本だと思います。