麻里ちゃんの抱えているひとりぼっち″のこころ。
家族の中でも「あとで」と回される不満。
引っ越しの日にも、やはり麻里ちゃんは、作業の戦力になるには幼過ぎ放っておかれたのでしょう。
そんな、麻里ちゃんが見つけた、見慣れぬ箱の中には、・・・・・・。
私は、引っ越しの後両親からプレゼントとして贈られるものだったのかな〜?と思って読み進めましたが、どうも家族には見えないスミレちゃんということで、読み直しました。
子どもが、こんな気持ちを抱くことがあるのだということに、もう少し敏感になりましょうと、大人へ向けられた作品なのかなと思いました。
エンディングに、麻里ちゃんは想像の世界へ遊びに行ったと解釈しました。
この世界から帰って来たら、しっかり抱きしめてあげたいものです。