ふしぎなおじさんが出てきて、旅のお話をしてくれます。
そのお話がこれまた不思議な世界ばかりで、旅の楽しさをいっぱい教えてくれるようです。
ささめやさんの絵が好きでこの絵本を手にしたのですが、独特の世界感にどっぷりつかることができました。話に大きな展開がないぶん、息子は飽きちゃうかなあと思ったのですが、最後までずっと聞き入っていました。
おじさんの話を聞いている少年の心の成長が読み取れて、なんだかうれしくなりました。そして、この絵本が、読んでいる子どもたちにも、旅たつための第一歩を踏み出すきっかけを与えてくれているような、そんな気さえしました。