「はげ」と呼ばれ、いじめられていた男の子が主人公。
おばあちゃんが不自由な目で一生懸命編んでくれた帽子も
とりあげられてしまいます。
頭の傷は、赤ちゃんだった彼を
おばあちゃんが事故から救った時のもので、
そのためにおばあちゃんは一方の目が見えないのでした。
おばあちゃんの勇気と優しさを知った彼は、
いじめっこに立ち向かって行きます。
彼のその勇気に、傍観していたクラスメイトやいじめっこも
変わっていくというお話。
頭の傷とおばあちゃんの目のことを彼に語って聞かせる
親の存在も、もちろん大切だったんですね。
「いじめ」に限らず、声をあげて立ち向かっていくことには、
つくづく、勇気と優しさが必要なんだと改めて思います。
声をあげないと、いじめっこも救われません。
自分自身が人間に対する信頼を失わないためにも、
言うべきだと思うことは言わなくてはね・・・。