小さい頃、気がついたら家にありました。
子供の頃読んだ絵本の中で、一番印象に残っている絵本です。
なんといっても挿絵が楽しいんです!
ぷくぷくとよく肥った感じのあらいぐまとねずみの絵が個性的です。
とくにねずみの家を建てるシーン。
まるでお城か遊園地のような、大きなおうち(あらいぐまにとってはそんなに大きくないわけですが)に、たくさんの部屋。
細部にわたって、とにかく色んなものが書き込まれてて、食い入るように見つめてしまいます。
食堂に、バスルームに、教室、穀物倉庫に、プールに、すべり台・・・・
こんなおうちに住みたい!って子供心に思いました。
あらいぐまとねずみが協力して大工仕事をして、少しずつできあがっていく様子はわくわくします。建築やデザイン設計の興味を刺激するんじゃないでしょうか?
部屋の中には色んなねずみがいて、食堂で腕をふるうコックねずみ。教室で生徒ねずみを教える先生ねずみ、プールに飛び込むねずみ、部屋でリラックスしてるねずみ・・・・
共同生活、集団行動、強い者が弱い者を助ける優しさなど、いろんなエッセンスが詰まってます。