ツイッターで「大人絵本会」という、ネット上の絵本の読書会に参加しているのですが、
そこでお題として上がったので、手に取りました。
故郷に帰る途中の兵隊3人が、お腹が減ったので食べ物を分けてもらおうと
ある村に立ち寄りました。
でも、村人たちはよそ者の兵隊を警戒して、食べ物を隠して、何も無いふりをしてしまいます。
兵隊たちは「では私たちは石からおいしいスープを作ってみせましょう」と言い出します。
それを聞いて、村人たち「ええっ、石からスープなんてできるの?」って感じで興味を持ち
兵隊たちに「それにはまず石鍋が必要だ」なんて言われると
ホイホイ持ってきてくれちゃいます。
そのあとも、「あと、これさえあれば・・・」なんて上手に言うと
村人たちは「もっとおいしいスープになるなら」と、進んで材料を持ち寄ります。
何もないって言ってたのにねw
最終的には、もはや石からできたスープではなく、
石が入っているけど他にもめっちゃ具沢山で豪華なスープのできあがり★
そりゃあもう美味しいはずです!
長男は、いまいちまだ理解できないようで
「石だけでこんなスープができてすごいなぁ」とか言ってるので
「ええっ、あれもこれも具を入れたよね!?話聞いてた?」ってびっくりしましたが・・・(笑)
震災で、物資の買い占めだとか、いろいろ言われているさなかに読んでいたので、
何かと考えさせられる絵本でした。