2010年読書感想文コンクール低学年の部課題図書。
つよしくんは冬休みに「詩」の宿題があるのです。
国語の時間、グループで詩作の練習をしますが、
いまいちコツがつかめないのです。
家族も夕食の後発表会をしたり、商店街に連れて出たりして
バックアップするのですが、難しいのですね。
つよしくんの七転八倒ぶりを読み進めながら、
何となく詩作のコツがわかるような気がします。
作中の詩が秀逸。
かあちゃんが憤慨してボツになった詩なんて、私には大受けです。
文章全体が関西弁なのも、私にはしっくりきますね。
あ、おそらく、このノリがいいのかもしれません。
周りのお友だちの発言も個性的。
微妙な友情も描かれていて、そんなところも子どもたちには共感どころでしょう。
ラストの詩は、大人でも胸キュン!ではないでしょうか。
そして、締めくくりの文章に、拍手!