他の方の感想にもあるけれど、これは大人・・というか親のための絵本という感じですね。幼い子供と楽しむものではないかな。
母子家庭。いつでも飛んできてくれた母さん。優しかった母さん。一生懸命働いて育ててくれた母さん。
子供が巣立つときも、励ましてくれた母さん。
そんな母の恩をつい忘れてしまいがちな、大人になった「子ども」。
大人が読めば
親の目線でも、「子ども」の目線でも、いろいろ考えさせられますね。
親としてここまでやってあげるべきなのか、とか、子どもが自立したらどう感じるのだろう、とか。
「子ども」として親に甘えちゃってないかな、とか、恩を忘れちゃってないかな、とか。
ただし
老いて一人暮らし、寂しいかもしれないけど、電話して帰省の催促はどうだろう?とか、愛しい息子の思い出とはいえ、玄関にずらっと靴を並べておくのはどうだろう?とか、深く考え始めたら違和感も無くは無い。