この画家(赤羽末吉さん)の絵が気に入ったとみえて、数冊借りてきた長男(なかなかしぶいでしょう?!笑)。
民話のシリーズの中でも、みんながよく知ってるようなものではなく、逆に今まで絵本化されなかったものを選りすぐって、シリーズにしたというだけあって、舞台も日本から、中国、インドまで飛び、時代もさらに昔にさかのぼる、というスケールの大きな絵本です。
それだけに、かなり難しく、長男(小4)くらいでちょうどいい感じでした。
さて、昔からずるがしこいイメージが強いきつねですが、最近は「ともだちや」シリーズなんかでもいい味出してるし、「手ぶくろを買いに」みたいな昔からの名作もあり、けっこう好きな動物だったのですが、このきんいろのきつねは、相当の悪者です。美しい姫に化けて、帝の心を奪うばかりでなく、帝の命、周り中の人の命をねらい、国々を滅ぼしてしまうのですから・・・。