ご主人が大学の先生の影響で、本が大好きな五郎丸という子犬がいました。
本をたくさん読んで、いろいろなことを知っていましたが、外に出たことがありませんでした。
ところが、ある日、外に出たのですが…
いくら頭でわかっていても、実際に経験することとはかなり違うことを気づかせてくれます。
何でも知ってるよと、ちょっと鼻にかけている五郎丸の口調は、小生意気な子どもと少し重なり、思わず苦笑い…
います、います…こんな子ども!
そんな五郎丸に、にわとりや子どもたち、そして自然の雨やカエルが、本物を教えるところ、気持ちのいいところです。
そして、五郎丸を救ってくれる存在も忘れてはいけません。
大切なこと、忘れてはいけないことに気づくはずです。