子どもを食べるのが大好きな人喰い鬼。町の人たちは子どもを食べられないようにかくします。町では子どもの姿がみられなくなりました。
さて、町から遠く離れたところに住んでいる「ゼラルダ」という女の子。一人で町へ行くことになってしまいます。
さあ、ここからドキドキしてお話に引き込まれます。もちろん、人喰い鬼は女の子の匂いをかぎつけ、ねらっているのです。
そこからの話の展開がおもしろいです。お料理上手のゼラルダが料理で人喰い鬼を手なずけ(?)てしまいます。芸は身を助けるってことでしょうか。
それから一番最後の展開に「えっ?!そうくるか!」とびっくりでした。お話もおもしろく、絵もひきこまれるはっきりした絵で、読み聞かせにぴったりです。