絵の雰囲気とタイトルに惹かれて、図書館で借りてきました。
作者のアンネ・エルボーさんは『おつきさまは よる なにをしているの?』という絵本で、99年ボローニャ・ラガッツィ賞を受賞した絵本作家。その他にも、数々の栄誉ある賞を受賞しているそうです。
太陽の時間と闇の時間の間の、ほんのわずかな『すきまのじかん』のお話。
すきまのじかんは、いがみ合ってばかりの太陽の王様と闇の女王様の間にはさまれて、ひっそりと暮らしています。
そんなある日、よあけのおひめさまの話を聞き、こっそり会いに行ってみることにしたのです。
優しい雰囲気でありながら、どこか力強さを感じる絵。
擬人化されたそれぞれの時間が、とても魅力的に描かれています。
小さいお子様の読み聞かせにはあまり向いていないかもしれません。
子どもが寝静まった後、夫婦でそっと開いてみる…そんな読み方も素敵だと思います。